和歌山の魅力タップで ぽこ・あ・ぽこ30年

 ことし30周年を迎えたタップダンス教室、スタジオぽこ・あ・ぽこ(岩出市南大池、田中美和代表)は、19日に県民文化会館小ホールで開く記念公演「和歌山シアタータップダンスフェスティバル」を目前に、練習にも力が入っている。田中代表(52)は「出会いに恵まれ、『継続は力』をかみ締めています。お客さんとの一体感あるステージを目指し、和歌山の魅力を存分に紹介します」と意気込んでいる。

 教室は昭和62年に県内唯一のタップダンス教室としてスタートし、和歌山にちなんだ独自の和風タップ作品を創作・発表。多数の海外公演を重ね、ダンスを通じた文化交流も積極的に展開してきた。 今回ステージに立つのは、小学生から70代までの教室生13人。ロックバンドのTHEBEAT、藪下将人さん、田頭宜和さんら地元シンガー、大阪や兵庫から田中代表のダンス仲間も友情出演する。

 1部では初の試みとして、ナレーションとスライドで県内の8市町の魅力を紹介しながら、和風タップと歌で届ける。その他、ミュージカルや映画音楽名シーンの抜粋も。

 二十数年習う西鳥由美さん(44)は「地元和歌山にちなんだ作品を長年発表していることを、誇りに思います」、二十代半ばからタップを続ける、農業ベンチャー企業社長の及川智正さん(42)は「教室での幅広い年代の方との交流は刺激になり、仕事にも生きている。一員として大きなステージをぜひ成功させたい」と華麗なステップに磨きをかけていた。

 公演は午後5時半から。チケットは前売り2000円、当日2500円。同館などで取り扱っている。

記念公演を目前に、練習に熱が入るメンバー

記念公演を目前に、練習に熱が入るメンバー

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧