ハートビーツが指導 和歌山市でバスケ教室

 紀陽銀行女子バスケットボール部「紀陽ハートビーツ」によるバスケットボール教室が17日、和歌山市立伏虎義務教育学校(鷺ノ森南ノ丁)で開かれ、同校や西浜中学校、本町MBCなどの小中学生57人が参加した。

 同チームは6年前の設立以来、全日本実業団競技大会での準優勝をはじめ、多くの実績を残してきた強豪チーム。設立当初から「スポーツを通じて地域社会に貢献する」をスローガンに、県内や大阪府内で開いてきた教室には2000人を超える小中学生が参加してきた。

 伏虎義務教育学校は、現チーム唯一の県内出身選手、前田実咲さん(23)の母校(伏虎中)。この日の教室には13人の選手全員が訪れ、パスやシュート、ハンドリングなどの基礎から、足の運びを増やすドリルのミートドライブなど技術練習も交え、児童と交流しながら丁寧に指導した。

 最後に行われたミニゲームでは、各チームの小中学生それぞれが全力でハートビーツの選手に挑戦し、汗を流した。

 昨年からバスケを始めたという伏虎義務教育学校8年の岩本天音さん(13)は「ハートビーツの選手はパスの距離や威力がぜんぜん違いました」と驚いた様子。母校への指導で訪れることも多いという前田さんは「このような教室を続けることや、試合で活躍することで、地元和歌山を盛り上げていきたい」と話していた。問い合わせや教室の申し込みは紀陽ハートビーツ事務局(℡073・426・7136)。

笑顔で小中学生と交流する前田さん(中央)

笑顔で小中学生と交流する前田さん(中央)

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