日本みかんサミット 湯浅に業界関係者集う

 産地や業種の壁を超えてかんきつ業界の未来について考える「第2回日本みかんサミット」が9月2日から3日にかけて、ミカンの産地、湯浅町で開かれる。

 東京大学経済学部4年の清原優太さんが代表を務める実行委員会が主催。

 ミカンをこよなく愛する清原さんは、平成26年に「東大みかん愛好会」を結成。28年には㈱みかんを設立した。全国のミカン産地を巡る中で、清原さんは、かんきつ産業が衰退している原因として、産地間や業種間の交流が分断していることが背景にあると確信。サミットを通して、「横のつながり」が生まれることを期待している。 サミットには、個人や農協のミカン出荷者、メーカー、研究者、消費者など全国から200人以上のかんきつ業界関係者が参加する。

 初日は午後1時に開会。栽培、加工流通販売、経営などをテーマに6の分科会を設置し、トークセッションを行う。各テーマについて、生産者や研究者、企業などの登壇者がそれぞれの立場から意見を交わすとともに、先進事例を学ぶ。

 夜は「湯浅温泉 湯浅城」で懇親会があり、寝食を共にしながら参加者同士が交流を深める。2日目の町役場でのワークショップでは、かんきつ産業の目指すべき方向性を共有する。

 問い合わせは清原さん(℡080・4326・1637)。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧