水色めでたいでんしゃ 10月7日デビュー

 南海電鉄加太線の人気の観光列車「めでたいでんしゃ」に水色の車両が仲間入りし、10月7日にデビューする。

 同社は平成26年11月から、加太、磯の浦の両観光協会と共同で沿線の魅力を発信する「加太さかな線プロジェクト」を推進。目玉となるピンク色の「めでたいでんしゃ」が昨年4月から運行し、人気を集めている。

 水色の「めでたいでんしゃ」は、車体外装のうろこ柄を水色に塗装し、海をイメージしたシンプルながらかわいらしいデザイン。基本はピンク色の車両と同じだが、列車の窓の装飾が一部異なる。

 内装は全体を青基調のデザインで統一。座席シートは海の生き物や波模様を描いた3種類とし、水色の床に釣り場やサーフボード、フィンを描くことで、海の中にいるような心地良さとドキドキ感を演出している。つり革は木製で、魚やカニ、貝の形になっており、ロールカーテンは、魚の群れが泳いでいるデザインとなっている。

 扉にも工夫を凝らし、開くと大きい魚が小さい魚を飲み込んだり、タコがタコつぼに入っていったりするように見える他、窓際に立った人がシュノーケリングをしているように見えるステッカーを配置するなど、見ているだけでも楽しめる列車になっている。

 新車両は2両編成。運行本数は決まっていないが、一日約10往復しているピンク色の列車と同程度を運行する予定。

 同社総務部は新しい水色の「めでたいでんしゃ」について「電車に乗っていながら海の中にいるような気分が味わえる、加太線にぴったりの観光列車です」と話し、利用を呼び掛けている。

水色の「めでたいでんしゃ」外装㊤と、海の中にいるような内装(写真は南海電気鉄道社提供)

水色の「めでたいでんしゃ」外装㊤と、海の中にいるような内装(写真は南海電気鉄道社提供)

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