子どもが「はたらく」を取材 本作りPJ

子どもたちにライフスキル教育を提供するPETERSOX(和歌山県和歌山市福町、岡﨑大輔代表)で12日、働くことについて考えるワークショップが開かれた。

プロと共にアイデアを形にする「こどもラボ」の取り組みで、小学生が働く大人を取材し、和歌山の「はたらく」を知る本を作るプロジェクトの第1回。フリーライターでゲストハウス紹介サイト「FootPrints」編集長の前田有佳利さんを講師に迎え、「はたらくってなんだろう?」「お仕事ってなんだろう?」というテーマでグループ対話を行った。

書くこと、話すことが好きだと自己紹介した前田さんは、自分のやりたいことや得意なことを伸ばし、誰かの「ありがとう」につなげることによって自分の仕事にできると、働くことの楽しさを紹介。その後、児童が自らインタビューをして自分たちの絵と写真と文章で本を制作していくことを説明。聞かないと分からない話や今しか聞けないことを聞けるように準備することを話し合った。

後半は児童がそれぞれ将来なりたいものを考えた。前田さんの話を元に児童は好きなものを書き、そこからなりたいものを考えた。医者や歌手の他、透明人間や分身術を使えるようになりたいなど、自由な意見がたくさん出た。

参加した市立太田小学校2年の山西皓太君は「話すことや書くことでできる仕事もあるのだと知った。本作りでは有名な人にインタビューしてみたい。たくさんの人に読んでもらえるきれいな本ができたら」と話した。

こどもラボでは11月下旬までグループに分かれてインタビューを行い、本を制作していく予定。

前田さん(中央)と共になりたいものを考える児童ら

前田さん(中央)と共になりたいものを考える児童ら

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