愛用の筆に感謝 和歌浦天満宮で供養祭

 役目を終えた筆を感謝とともに筆塚に納め、書道の上達を祈願する文房四宝の報恩感謝祭が16日、和歌山県和歌山市の和歌浦天満宮(小板政男宮司)で行われた。

 同宮の祭神である菅原道真公が書道の神様として広く信仰されていることから行っている神事で、ことしで29回目。

 この日は雨天のため、境内に建立されている筆塚の前にテントを設置。県書道教育連盟や地元の和歌浦地区公民館書道教室の会員9人が参列した。持参した筆のうち、100本ほどを奉納。小板宮司が祝詞を奏上、おはらいを受けた筆をたき上げ、一人ひとりが筆塚に玉串をささげた。

 同連盟の安原敬悦理事長(82)は「大変意義のある供養で身の引き締まる思いです」と話していた。

筆塚の前で筆がたき上げられた

筆塚の前で筆がたき上げられた

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