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岸本さん政界再編に意欲　門さん比例復活

　午後１０時半ごろ、当選確実の一報が伝えられると、久右衛門丁の選挙事務所は歓喜に沸いた。

　岸本さんは支援者の大きな拍手と歓声に迎えられ「この選挙で勝ったのは、岸本周平が強いからではない。ここにいる応援団の皆さんのおかげ」と感謝。「自民党王国の和歌山県でマイナスからのスタート。これだけ勝てるとは誰も想像できなかったと思う」と４選の喜びをかみしめた。

　希望の党からの出馬となり、逆風の中での選挙戦を振り返り「野党再編、政界再編の姿勢に共感してもらえたのが勝因。組織を挙げたり、締め付けの選挙が和歌山１区では通用しないということが示された」と述べ、「これで新しいドラマを始めることができる。政界再編はこれから。仲間と一緒に中道、ど真ん中の政治をつくっていきたい」と力強く誓った。

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　午後１０時３０分ごろに門さんの小選挙区での敗北が確実となり、黒田の選挙事務所では支援者の落胆の声が漏れた。岸本さんとの戦いに三度敗れ、過去２回と同様、比例区での復活当選に望みを託すことになった。

　門さんは比例区の結果を待って事務所に来ることになり、選対本部長の鶴保庸介参院議員が支援者に「政権与党として小選挙区で勝てず申し訳ない。敗因を洗い出し、党として皆さんのお役に立てるように、心を入れ替え、努力していく」と頭を下げた。

　翌２３日午前１時半ごろ、門さんは比例区での復活当選を確実にし、事務所に姿を見せると、悔しさをにじませながらも支援者に感謝し、３期目の決意を語った。