強盗への対処法確認 JAながみねで訓練

防犯意識を高め、強盗事件発生時の対応を確認するため、和歌山県紀美野町神野市場のJAながみね美里支店で24日、強盗対応訓練が行われた。

同支店の職員と海南警察署、県警本部の防犯アドバイザー、日本防災通信協会県支部員ら約20人が参加。訓練は、押し入った強盗犯が客を人質に現金を要求し、バイクで逃走するという想定で実施された。

犯人が逃げた後、非常通報ボタンで知らせを受けた警察官が到着。職員と客は犯人の身長や服装、バイクの色など特徴を伝え、戻ってきた犯人役を見て答え合わせをした。

同署生活安全刑事課の岡本圭司課長は「金融機関を対象とした強盗事件は減少傾向だが、それでもいつ起こるか分からない。もし起こっても落ち着いて様子をうかがい、冷静に対応してほしい」と職員に呼び掛けた。

訓練に参加した岩橋一明支店長は「防犯意識を高めるいい機会になった。今後しっかり取り組んでいきたい」と話していた。

強盗役に現金の入ったバッグを手渡す職員

強盗役に現金の入ったバッグを手渡す職員

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