有田みかんスイーツ 最優秀レシピを商品化

 有田みかんを使ったXマススイーツを募る「ノエル・アリダ・スイーツコンテスト2017」の最優秀賞作品が商品化され、12月中の期間限定で和歌山県内の洋菓子店6店舗で販売されている。

 最優秀賞に輝いたのは、和歌山市の専門学校生、太田流菜さん(20)の「サパン・ド・ノエル」。有田みかんのマスコットキャラクター「あり太くん」や「みかん娘」、有田市職員が和歌山市福町のわかやま新報本社を訪れ、商品化されたケーキをPR。「ミカンと栗の絶妙なコラボレーションを楽しんで」と呼び掛けた。

 コンテストは、有田みかんの魅力を全国に発信しようと、有田市などでつくる実行委員会が主催。8回目となる今回はスイーツの本場、神戸市で初めて開かれ、全国から集まった56作品の中から書類審査を通過した10作品が並び、人気パティシエの鎧塚俊彦さんらが審査した。

 有田市ではミカンの原産地呼称管理制度を導入。厳しい審査に合格したものを「認定みかん」としてブランド化するなど、高品質な有田みかんをアピールしている。

 「サパン・ド・ノエル」はクリスマスツリーをイメージし、マロンクリームと有田みかんのジャムを使ったモンブランケーキ。栗の甘さと、有田みかんの爽やかな酸味のバランスの良さが高く評価された。あり太くんとみかん姫は「クリームとスポンジ、メレンゲの、ふわっ、パリッ、サクッの食感を楽しんで」とにっこり。

 本紙エリアではパティスリーエルヴェ(和歌山市中之島)、パティスリーヒロ・マルイチ(海南市日方)で31日まで販売(価格やアレンジは店によって異なる)。鎧塚さんが経営する東京の店でも販売予定。

商品化されたケーキをPRする「あり太くん」㊧と「みかん娘」

商品化されたケーキをPRする「あり太くん」㊧と「みかん娘」

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