富士山の絵画寄贈 加藤さんが高松小に
和歌山県の和歌山市立高松小学校(同市東高松、西川厚子校長)に同市宇須の加藤恭巳さん(78)から油絵2点が贈られ、22日に同校で寄贈式が行われた。
同校ではきのくにコミュニティスクールの一環として、ことし11月に「第1回高松地区公民館フェスティバル」を開催。児童や地域の人が作品を展示し、加藤さんも絵画を出展したことをきっかけに、夕日に染まる長崎県平戸を描いた「平戸の夕景」と富士山を描いた「残雪」の寄贈が決まった。加藤さんは長年絵画を趣味としており、NHKの展覧会にも入選する腕前。
寄贈式では、加藤さんが作品を解説。「富士山が日本一高いように、皆さんも何か一つ、得意なことを伸ばして『名人』になってください」と児童を応援する思いも話した。児童からは合唱と暗唱大会でも発表した群読「じきげ」で感謝の気持ちを伝え、西川校長から感謝状が贈られた。
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