仁坂氏か大江氏か 自民が知事選対応に苦慮

自民党県連は3日、和歌山県和歌山市内で役員会を開き、今秋に予定されている知事選を巡り、対応を協議した。県連には現職の仁坂吉伸氏が推薦を要請、県連会長代行の大江康弘氏は公認を申請しているが、この日は結論が出なかった。

役員会には、二階俊博党幹事長や世耕弘成経済産業大臣をはじめとする国会議員や県議会議員ら20人が出席し、非公開で行われた。

吉井和視県連幹事長によると、どちらを支援するのか意見が分かれたため、結論を見送ったという。今月中ごろまでに都内で再度協議をする予定で、国会議員からは候補者を一本化するよう要望があったという。

役員会後、報道陣の取材に応じた大江氏は「私の思いは全て伝えた。信じて待ちたい」と述べ、結果がどうなった場合でも知事選に立候補する意向を示した。

吉井幹事長は「まだ時間はあるので皆さんに意見を伺い、慎重に審議したい」と話した。

記者の質問に答える大江氏

記者の質問に答える大江氏

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