復興計画の事前策定を支援 県が手引き

和歌山県は、大規模災害への備えとして、市町村で被災時の復興計画の事前策定を進めていくための指針となる「復興計画事前策定の手引き」を策定した。

策定にあたり、県は昨年から岩手県や宮城県の東日本大震災の被災地を訪れ、復興まちづくりに向けた取り組みや、その事業手法などを詳細に調査。また、都市計画や防災などの専門家、同震災の復興に精通した実務家ら有識者による統一手法研究会を4回にわたり開催し、復興まちづくりの状況を踏まえた研究を進めてきた。

手引きでは、復興計画策定の必要性や同震災の復興への取り組み、復興まちづくりの基本的な考え方、あらかじめ取り組むべきことなどを掲載。写真やグラフ、表にまとめて紹介している。

策定に伴い、県庁内に支援本部を設置し、各市町村の復興計画の策定を支援していく。9日には市町村説明会を開く。策定の手引きは県防災企画課ホームページ「防災わかやま」で公開している。

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