日本遺産で地域活性化を 自殺防止のSNS相談整備へ

浮島 智子

昨年、日本遺産に認定された「絶景の宝庫 和歌の浦」(和歌山市、海南市)を活用した観光振興についてのシンポジウムが1月27日、和歌の浦アート・キューブで開かれ出席致しました。日本遺産につきましては、「世界遺産があるなら、日本の素晴らしい文化や伝統を日本遺産として認定してはどうか」と2013年に提案させていただき、2015年からこの日本遺産の制度がスタート致しました。
現在、54件が日本遺産に認定され、和歌山県では熊野灘の捕鯨文化に関するストーリー「鯨とともに生きる」(新宮市、那智勝浦町、太地町、串本町)と「『最初の一滴』醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅」(湯浅町)と合わせ3件が認定されています。文化庁は、日本の文化財や伝承を掘り起こして国内外に発信し、地域活性化、地方創生につなげていきたいと、東京オリンピック・パラリンピックに向け100件の認定を目指しています。和歌山県下におきましても、さらなる4件目の認定を目指し、頑張っていきたいものです。
先月、和歌山放送さんのスタジオで行われました「新春国会議員座談会」に急ではありましたが出演させていただき、そこで、白浜のパンダの存在を日本国中にもっと広めていきたい、とお話させていただきましたが、ちょうど今月7日の読売新聞の国際面に「世界のパンダ 白浜が救う」との見出しで、白浜で生まれ育ったジャイアントパンダの一族が、本場中国では「浜系」と呼ばれる大きな家系を構成していると、掲載されていました。日本よりも本場中国で認識されているというのは、ほんとにうれしい話であります。さらに、アドベンチャーワールドでは今年も永明と良浜の交配に挑戦するというから楽しみが増します。
さて、今年の私たち公明党和歌山県本部の出発である公明党和歌山県本部新春年賀会は、昨年に引き続き山口那津男代表が出席して開かれ、公明党を応援してくださっています大勢の支援者の皆さまをはじめ、友党である自民党の石田、門、鶴保議員にもご出席いただき、さらに二階幹事長からはビデオメッセージまで頂きました。皆さま本当にありがとうございました。席上、山口代表は、和歌山は強力な友党自民党さんと力を合わせて、揺るぎない和歌山の発展を、と大いなる期待を寄せていただきました。
また、1月29日、公明党の和歌山県本部の多くの議員が参加し、大阪府、奈良県の代表議員さん合同による「SNSを活用したいじめ・自殺相談」勉強会を開きました。勉強会には、LINE株式会社、関西カウンセリングセンター、トランスコスモス株式会社そして、文部科学省からもご出席いただきました。SNSを活用したいじめ相談については、昨年3月、私がLINE社と共に松野博一文科大臣(当時)に直接要請したことを契機に、文科省では有識者検討会を設置。また、自治体では長野県等で施行され、大きな反響を呼んでいます。また、座間市の事件を受け、国は若者の自殺防止対策としてSNS相談窓口の整備方針が示されました。未来を担う若者・子どもの自殺願望やいじめに早期対応し、痛ましい事件等の根絶に向け頑張ってまいります。
今年はインフルエンザが猛威を振るっています。ようやく2月も半ばを過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きます。お体には十分ご留意くださいますようお祈り申し上げます。

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