電車の中でイチゴ狩り 貴志川線で岡崎保

 和歌山電鐵㈱(小嶋光信社長)は12日、貴志川線のいちご電車内でイチゴ狩りを楽しむイベントを開いた。卒園を間近に控えた社会福祉法人和歌山博厚会岡崎保育園(和歌山県和歌山市井辺、岡田由香園長)の園児34人が参加し、和歌山駅から貴志駅までのおよそ30分間、真っ赤に熟したイチゴを笑顔で摘み取り、口いっぱいに頬張った。

 沿線の紀の川市貴志川町の特産イチゴの季節に合わせ、地域の子どもに貴志川線を利用してもらう機会をつくり、愛着を持ってもらうことが目的の取り組み。2007年に3月15日を和歌山電鐵「いちごの日」と定めて以降、ほぼ毎年行なわれており、今回が11回目となった。

 2両編成のうち1両を使用し、貴志川観光いちご狩り協会から提供されたプランター17個が車内に並んだ。園児は大粒の赤いイチゴに歓声を上げ、口の中に広がる甘さに笑顔いっぱい。同園の中谷勇翔君(6)は「イチゴおいしい。先っぽが特に甘くておいしかった。大好き」と話していた。

イチゴを頬張る園児たち

イチゴを頬張る園児たち

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