女性から幸せに 紀州文化の会出版祝宴

 和歌山の魅力を発信する紀州文化の会(大江寛代表)の『あがらの和歌山 紀州の女性第二集』出版記念パーティーが、和歌山県和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、約580人で盛大に祝った。

 同書は平成19年から毎年発行する「あがらの和歌山」シリーズの第12弾で、同会の出版物としては14冊目。昨年発行した第一集の続編で、さまざまな分野で活躍する和歌山ゆかりの女性204人を取り上げている。

 オープニングは、全国的に活躍する尺八演奏家の辻本好美さんの力強い祝賀演奏で幕開け。壇上に立った大江代表は「『まずは女性から幸せに』との思いで、今回は前回になかった業種で、頑張っている女性に登場いただけた。次は紀州のサムライ、男性を取り上げたい」と今後の構想も明かした。

 仁坂吉伸知事や尾花正啓市長、岸本周平、門博文両衆院議員が祝辞。執筆者を代表して、白浜のアドベンチャーワールドでジャイアントパンダの飼育に携わる熊川智子さんが「和歌山を代表する輝ける女性の皆さまお一人おひとりのさらなる活躍が、和歌山の発展につながると信じています。ぜひ一緒に頑張っていきましょう」と謝辞を述べた。

 第一集に登場した作詞家の及川眠子さんの乾杯の発声で祝宴。フラメンコ舞踊家の知念響さん、歌手のTONPEIさんがステージを盛り上げた。書籍は2480円(税込み)。県内の主要書店で取り扱っている。

迫力ある尺八演奏を届ける辻本さん

迫力ある尺八演奏を届ける辻本さん


「女性が変われば地域は変わる」と大江代表(中央)

「女性が変われば地域は変わる」と大江代表(中央)