原始時代へ時間旅行? 童夢ぽけっとが作品展

 和歌山県和歌山市田中町の「平成の寺子屋童夢ぽけっと」で造形を学ぶ生徒たちの作品展「アートはたのしい」が8日まで、同市和歌浦東の旧池田耳鼻いんこう科の建物内で開かれている。

 「平成の寺子屋童夢ぽけっと」は保育園や造形、英会話などの教室を運営。作品展は約20年前から毎年開いており、今回は2~13歳の40人が制作した約250点を展示している。

 ことしのテーマは「ヘロ研究所」。架空の博士・ヘロが造ったタイムマシンで原始時代や昭和、未来の日本を見つめるという内容。

 「原始」コーナーでは、矢じりを手にした子どもたちがマンモスの親子を追い掛ける様子や恐竜のトリケラトプス、火山などを段ボールや新聞紙で表現。「昭和」コーナーでは、松任谷由実の音楽が流れる中、精巧に作られたちゃぶ台やブラウン管テレビ、駄菓子屋、東京タワーなどが並んでいる。

 造形教室の講師を務める尾家由美さん(54)によると、子どもたちはインターネットの画像検索で調べた昭和の画像を参考に制作を進めたといい、「みんな当時の雰囲気を作り出そうと一生懸命に頑張っていました。ぜひ見に来てほしい」と話している。

 入場無料。開館は午前10時~午後5時。問い合わせは同教室(℡073・433・5392)。

「原始」コーナーにはマンモスが登場

「原始」コーナーにはマンモスが登場

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