ゾーン30を知って 岩出署と小中が街頭啓発

 岩出署は11日、生活道路の交通安全対策として時速30㌔の速度規制を行っている区域「ゾーン30」を啓発する街頭活動を、和歌山県岩出市立第二中学校と中央小学校前で行った。

 両校がある同市野上野地区は、道の多くが通学路で、歩行者や自転車の通行量が多く、市道への抜け道として自動車が多く通る道もあることなどから、ことし2月に岩出署管内で初めて「ゾーン30」が設定された。

 啓発活動には同署の廣海泰宏交通課長はじめ警察官3人、地域交通安全推進委員3人、両校の児童・生徒と教職員各6人が参加した。

 警察官がドライバーに一時停止してもらい、子どもたちは「私たちのために交通安全にご協力ください」と大きな声で呼び掛け、「ゾーン30を設定しました」などと書かれたチラシ100枚とポケットティッシュなどの啓発物を手渡した。

 同中3年の川井彩那さん(14)は「活動は緊張したが、地域の人に少しでもゾーン30のことを分かってもらえて良かった」と笑顔だった。

ドライバーに啓発チラシを手渡す生徒

ドライバーに啓発チラシを手渡す生徒

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