市議選に22人が立候補 2人超で選挙戦へ

任期満了に伴う海南市議選は15日に告示され、定数20に対して現職17人、新人5人の計22人が立候補。22日の投開票へ向けて選挙戦がスタートした。初日は各候補者が有権者の支持を求め、選挙カーでの街宣を中心に運動を展開。市内全域にお願いコールが響いた。

候補者は党派別で無所属14人(うち新人2)、共産4人(同2)、公明2人、維新2人(同1)。午前8時半から市役所で届け出の受け付けが始まり、各陣営の運動員らは手続きを済ませ、七つ道具を手に各選挙事務所に戻った。

午前は雨の中、各陣営が出陣式を行い、候補者は集まった支持者らを前に第一声。抱負や政策に熱弁を振るい、支持者らと握手を交わすと選挙カーへ乗り込み、声援を背に勇んで街宣活動へ出発した。

選挙戦は当初、現職4人の不出馬が予定され3人超と予想されたが、告示直前になって現職1人が健康上の理由から不出馬を表明。今回から2減の定数20に対し候補者は22人となり、2人超過の選挙戦となった。

候補者の中には、市民の政治離れや市政への諦めムードにより投票率の低下を危惧する見方があるが、各陣営の活発な活動に、有権者の前向きな反応も得られているとの声も聞かれる。

選挙人名簿登録者数(14日現在)は男性2万788人、女性2万4055人の計4万4843人。

期日前投票は16日から21日までの6日間、いずれも午前8時半から午後8時まで、日方の市民会館、下津町丸田の下津行政局、沖野々の住民センターで。

開票は22日午後8時15分から市総合体育館で行われる。

雨の中、第一声を放ち支持を求める候補者

雨の中、第一声を放ち支持を求める候補者

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧