カフェで古楽器の演奏会 6月3日もくれん

カフェで気軽に生演奏が楽しめるコンサート「リコーダーとスピネットによる~花の戯れ」が6月3日午後4時と6時半からの2回、和歌山県和歌山市島崎町の珈琲もくれん(じゃんじゃん横丁内)で開かれる。主催する「アート連中処真~shin~」の上野山彩子さんは「二つの古楽器の美しい響きに、心癒やされるひとときを過ごしてください」と多くの来場を呼び掛けている。

スピネットは小型のチェンバロで、鍵盤楽器奏者の上野山さんが2016年に購入したものを演奏する。コンサートに使用するのは今回が初めてだが、「弾き込んできたので、とても良いコンディションです」。リコーダーは、フルートの原型とされるフラウト・トラヴェルソ奏者の安江桜子さんが担当する。

プログラムはバッハのメヌエットやスカルラッティのソナタ、マーティン・ピアスンのプリムローズなど、バロック時代の西洋音楽の作品が並ぶ。

もくれんを会場に選んだのは、上野山さんがかつてフランスのパリで訪れた「少しスノッブ(退廃的)で庶民的な、雰囲気の良いカフェ」に似ていると感じたことがきっかけ。「古楽器の演奏をしたら、すてきではないか」と数年前に思い立ち、準備を進めてきた。

20席の小さな会場での開催に上野山さんは「聴衆と楽器の距離が近いことで、陰影ある豊かな音色の表情を感じていただけると思います」と話している。

入場料2500円(ワンドリンク含む)。予約は上野山さん(℡080・3108・2490)、問い合わせは同店(℡073・427・4200)。

会場の「もくれん」で来場を呼び掛ける上野山さん

会場の「もくれん」で来場を呼び掛ける上野山さん

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