県のIR規制を評価 誘致推進の尾花市長

IR誘致に関して尾花正啓市長は17日の定例会見で、仁坂吉伸知事が発表した、利用上限を設定できるチャージ式IRカードの導入など県独自のカジノ規制について「上限はまだ分かりにくいが、プリペイドカードなら自分の範囲で使えるので効果があるのではないか」と一定の評価を示した。

県が規制の上で日本人の受け入れに前向きな姿勢に転じたことで市との温度差は広がっているが、不安を抱く人が多い状況を考え、市としては外国人専用での誘致の方針に変更はないとした。

市長選に立候補を表明している島久美子氏がIR誘致に反対を明言していることについては「IR実施法において県が申請し、市が同意を求められたとき、首長の独断で決められるものではない」との認識を示した。

市民図書館と市民会館の移転事業への島氏の批判に対しては「図書館も市民会館も耐震性が低く、安全のために移転し、付加価値を上げるために取り組んでいる。必要だから補助金をもらい、民間資源を活用している。『ハコモノ行政』のように呼ばれるのは心外」と反論した。

IR誘致を今後も進める考えを話す尾花市長

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