「人生謳歌」にじむ 山西書道教室の作品展
和歌山県和歌山市の書道家、山西未成子さんと教室生の作品展が27日まで、同市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)2階ギャラリースペースで開かれている。
中学生から80代までの25人が1人1点ずつ軸や額作品を展示。「謳歌(おうか)」を作品展の題名にした山西さんは「お手本というのはありません。それぞれの字に物語があり、皆さんの個性が表れた作品が並びました」と話している。
同教室は音楽とのコラボレーションなど斬新な試みでも知られ、生徒は主婦や経営者、政治家や大学教授など多彩。会場には「誠」「咲」「瑞気集門」「天真爛漫」など、各自の好きな言葉が力強い墨跡やリズムのある書で表現され、「みんな違って、みんないい。それを引き出せるのが楽しいです」と山西さん。
30年以上筆を握っていなかったという人や、数カ月で見違えるほどに上達した人もいるといい、作品「静寂心」を出品している岩本冨紗子さん(80)は「日頃バタバタとしているので、たまにはこんな心にならないと、と思います。先生は『自分の気持ちで自由に書いていいよ』と言ってくれるので肩の力を抜いて楽しめます」と笑顔で話していた。
午前10時から午後11時ごろまで(ホテルの開館に準ずる)。
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