特製木札を制作 ぶんだら50周年で和工生ら

 ことし50回目を迎える和歌山市の「紀州おどり ぶんだら節」で飛び入り連を率いる住みます芸人「わんだーらんど」が21日、和歌山県立和歌山工業高校産業デザイン科の生徒と共に参加記念の木札作りに取り組んだ。

 ぶんだら節は8月4日開催。永年連続出場連の表彰やパレードなど、さまざまな記念企画が予定されている。

 飛び入り連は20人未満のグループや個人が参加できる連で、ことしは参加者目標500人を掲げている。事前練習会がJR和歌山駅前のわかちか広場や市役所14階で開かれており、木札は練習に参加し、当日も参加する人に渡される。

 わんだーらんどの2人が考えたデザインをパソコンの専用ソフトに読み込み、生徒がマウスで文字の幅や穴の位置を調整。レーザー加工機にベニヤ材を入れ、スイッチを押すと文字が焼き付けられ、あっという間に小さな木札がいくつも出来上がった。2・5㌢×4・5㌢の木札は「紀州おどり ぶんだら」の文字が躍り、50の0にはかわいい顔のミカンが描かれている。シンプルでぶんだら節の50回目を強調できる木札となった。

 わんだーらんどのたにさかさん(33)は「和工の技術ですてきな木札が出来上がった。家族でも、学校のクラスでも、一人でも、木札を着けて飛び入り連に参加してもらえたら」。産業デザイン科3年の原優奈さん(18)は「ぶんだらは小さい頃に少しだけ踊った。50年も続いていることに驚いた。自分たちの作った木札をみんなに身に着けてもらいたい」と話していた。

木札を手にわんだーらんど(両端)と産業デザイン科生徒

木札を手にわんだーらんど(両端)と産業デザイン科生徒

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