クラシックって? 7日子ども大学に澤学長

 小学生を対象に、大学の講堂で大学レベルの学びを提供する「親子で学ぶ子ども大学わかやま」(実行委員会主催)が7日午後1時15分から、和歌山県和歌山市栄谷の和歌山大学で開かれる。

 昨年12月の開催に続き2度目。今回のテーマは「クラシック音楽の楽しみ方を学ぼう」。同市出身のバイオリニストで、東京藝術大学学長の澤和樹さんが講師となり、「伝統って何だろう? クラシックって?」を演題に話す。

 澤さんは子どもたちに向けて「クラシック音楽って、『堅苦しい』『たいくつ』『面白くない』と思ってますか? だとしたら、それは演奏する人が悪いか聴き方が違っているのかも。クラシック音楽を楽しんで演奏したり、聴けたりしたら、心も体もきっと幸せに。『なぐさめてくれる音楽』や『元気にしてくれる音楽』の演奏もあります。楽しみにお越しください」と言葉を寄せている。

 同市出身のピアニスト村田千佳さんも来場し、澤さんとの演奏もある。

 「子ども大学」は、知的好奇心が発達する10歳前後の子どもたちに、大学教授が大学レベルの専門的で楽しい内容を分かりやすい言葉で伝える場。ドイツで始まり、2008年に埼玉県川越市で日本で初めて実施。親も一緒に授業を聴講でき、「親子での学び合い」を目指している。

 原則小学校4年生から6年生までが対象で、定員100人程度。希望者は、参加者の名前、住所、電話番号、学校名、学年、メールアドレスを明記し、メールかファクスで実行委事務局(メール「salon_wakayama@yahoo.co.jp」、FAX073・421・1113)へ申し込む。5日締め切り。