再犯させないまちへ 社明運動の街頭啓発

 犯罪や非行のない、再犯させない社会を目指す法務省主唱の「社会を明るくする運動」強調月間が始まり、和歌山県と和歌山市の推進委員会による街頭啓発活動が2日、JR和歌山駅前とわかちか広場で行われた。

 通勤通学者らで混雑する駅前での街頭啓発では、たすきを掛けた県・市推進委員会の職員や更生保護団体のメンバーなど関係者約200人が行き交う市民にリーフレットやうちわを配布した。

 わかちか広場では式典が行われ、社会を明るくする大使で落語家の桂枝曾丸さんから、山田成紀県環境生活部長に安倍晋三首相のメッセージ、尾花正啓市長に安倍首相と仁坂吉伸知事のメッセージが伝達された。

 枝曾丸さんは「大使になって15年目。社会も少し変わってきたが、結び付きで明るいまちをつくることが大事。さみしい人がいなくなるように運動を進めたい」とあいさつ。尾花市長は「誰も取り残されず、自然に受け入れられる社会をつくっていきたい。駅前も花を植えたり、新しい時計塔ができたり、地域の力が感じられる。市民皆さんの力を借りて頑張りたい」と話した。

和歌山駅前での啓発運動

和歌山駅前での啓発運動

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