わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。

和工が３回戦へ、慶風は敗退　高校野球７日目

　◇第３試合

串本古座	0	0	0	0	0	0	0	0	2	2
和歌山工業	0	0	2	0	2	0	0	2	×	6

　〔串〕坂根、鈴木―松本〔和〕沼田、西居、水軒―二澤▽本塁打＝芝（串）▽２塁打＝芝（串）田岡（和）

　和歌山工業は３回裏、２死２塁から相手の失策と田岡の右前適時打で２点を先制。５回裏には２死２塁から岩谷と宮坂の左前適時打で２点を加え、８回にも２点を追加し突き放した。

　投げては、先発の沼田がテンポ良く内野ゴロを打たせて取る投球を展開し、７回を投げて４安打無失点。西居、水軒とつなぎ、串本古座の反撃を２点に押さえ込んだ。

　楠川監督は「チャンスで１点ではなく２点取れたのが大きかった。沼田はリズム良く打たせて取るいつも通りの投球をしてくれた。勝ててホッとしている」と話した。

　◇第２試合

日高中津	0	2	9	0	3	14
慶風	0	0	0	0	0	0

（５回コールド）
　〔日〕齋藤、古久保、入山―川﨑〔慶〕永尾、吉川、永尾―西畑▽２塁打＝杉浦、加藤、川﨑、齋藤、松村（日）

　慶風は２回表、２点の先制を許し、３回表には８連打を含む９安打を浴び９点を失い、５回表にも長短打で３点を追加された。

　打線は相手投手の速球に苦しめられた。３回裏に３安打で２死満塁の好機をつくったが、あと１本が出ず得点できなかった。４番を打つ予定だった萩田が足のけが、１年生の舩木が体調不良で試合に出ることができず、部員１１人の慶風は交代できる選手がいない状態での試合となったが、最後まで全力プレーを見せた。

　前田監督は「日高中津との対戦が決まってから打撃マシンの球速を上げて速球対策をしたが、対応できなかった。投手の永尾をはじめ選手たちは良い経験になったと思う。下級生が多いのでもっと体力をつけて戻ってきたい」と話した。