おおつき2連覇 和歌山日曜野球夏季大会

本社後援のテレビ和歌山杯争奪第50回和歌山日曜野球夏季大会(大道眸運営委員長)の準決勝、決勝が26日、和歌山市民球場で行われ、『焼鳥おおつき』が2連覇を飾った。Historysとの決勝では、坂下裕城投手が力強いマウンドさばきで相手打線を完封、攻撃面でも積極的な走塁が、相手守備陣の失策や、打球のラッキーバウンドを誘い4点を挙げ快勝した。MVPには坂下投手が選ばれ、敢闘賞はHistorysの伊森巧真投手が獲得した。

◇準決勝

Galaxy 0 0 0 1 0 0 0 1
Historys 1 0 0 0 0 2 X 3

 

スラッガーズ 0 0 0 0 0 0 0 0
焼鳥おおつき 1 0 1 1 0 0 X 3

◇決勝

Historys 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
焼鳥おおつき 2 1 0 0 1 0 0 0 X 4

参加28チームの頂点を目指す決勝は、午後0時45分プレーボール。準決勝で5回目の優勝を狙うGalaxyを下したHistorysと、継投でスラッガーズに完封勝ちを決めた前回のチャンピオン『焼鳥おおつき』が激突した。

初回、いきなり無死2塁と好機をつかんだ『おおつき』は、続く西出の打球が相手遊撃手の前で大きく跳ねるラッキーバウンドとなり1点を先制した。さらに2死1、3塁から、山田智の投前飛球を相手捕手が落球する間に、1点を加えた。

2回には3連打で無死満塁と攻め、再び出席が回ってきた西出の中犠飛で1点、5回にも1死2、3塁から木野の中犠飛で確実に4点目を奪った。

守っては、先発を任された坂下が、抜群の制球で、7回まで毎回の奪三振7を記録。走者は出すものの、要所をきっちり抑え、Historys打線を翻弄(ほんろう)。6回から8回までを連続3者凡退、最終回も2死から、八木に左翼線に痛烈な安打を許したものの、続く打者を二飛に仕留め4―0の完封で、2年連続3回目の栄冠に花を添えた。

『焼鳥おおつき』の小西竜主将は「昨年優勝のチームに、さらに若手が加わり、ベテランの頑張りとともにチーム一丸となっての2連覇につながった。特に出塁すれば次を狙う果敢な走塁と堅実な守備が勝因だと思う。次は秋季大会と合わせた2大会連続、夏季大会3連覇も目標にしたい」と意欲を見せた。

今回の決勝戦には、副会長の山下直也県議も駆け付け、ネット裏から炎天下の熱戦にエールを送った。閉会式では「両チームの皆さんに、心からお疲れさまと言いたい。猛暑の中、体は大丈夫? 野球を励みに、仕事にも日々の生活にも、健闘を祈る」と労いの言葉を送った。

《焼鳥おおつき》代表・選手=濱田壽輝▽監督=西智史▽主将=小西竜太郎▽選手=垣内秀斗、山田光一郎、大江宏典、武田和真、川畑裕亮、木野有輝、西出航志朗、平岡実、藤本和秀、寺前敦史、谷正人、西雅史、山田智博、時本敬佑、堀裕登、小西直登、平岡真吾、上野勝輝、喜多宙斗、坂下裕城、北村太志▽マネジャー=平岡めぐみ、谷あい、西ともこ、時本ふみの、小西さき、山田いさこ、大江ゆかり

《Historys》代表・監督=東一生▽主将=中前岬汰▽選手=緒方宏志郎、伊森巧真、雑賀翔翼、近藤大我、林大輝、井本宏史、山本伸彦、松本直也、薗良太、小林達也、田端拓海、糸野泰生、八木大貴、岡本和也、山﨑貴仁、中口春樹、菊池優樹、竹中翔為、林晃希、高下晋作、小林大輝、硲希一郎、谷口稜、竹内拓也

2試合連続完封で2連覇を達成した『焼鳥おおつき』

2試合連続完封で2連覇を達成した『焼鳥おおつき』

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧