全国女子学童野球準V 和歌山ハーモニーズ

 和歌山県軟式野球連盟学童部の女子選手20人で構成する県代表チーム「和歌山ハーモニーズ」が、8月8~13日に愛媛県で開かれたNPBガールズトーナメント2018全日本女子学童軟式野球大会で準優勝に輝いた。29日には県庁に仁坂吉伸知事を訪問し、躍進を報告した。

 大会は全国最大規模の女子学童軟式野球大会で、今回が6回目。37都道府県から38チームが出場し、坊ちゃんスタジアムをメイン球場に競った。

 和歌山ハーモニーズは、大会の開催に合わせ2013年に発足。ことしは県内10市町の17小学校から6年生20人を選抜し、5月から練習を開始した。選手の居住地が県内各地に及び、練習に全員が集まるのは困難だったが、限られた時間でチーム力を高めた。

 過去5回の大会は全て初戦で敗退。今大会は西上天菜(大東小)、岡田未来(御坊小)の両右腕を2枚看板に、快進撃を見せた。初戦の大分代表を4―2で破ると、3回戦で前回大会優勝の静岡代表を3―2で退けた。タイブレークにもつれ込んだ準々決勝、福岡代表との一戦は、伊藤美月(西脇小)の2点適時打が決勝点となり、2―1で勝利。準決勝では前回準優勝の千葉代表を2―0で下し、決勝まで勝ち進んだ。決勝は神奈川代表に2―3で惜しくも敗れ初優勝は逃したが、全国の舞台で和歌山のレベルの高さを証明した。

 森川りな主将(11)=岩代小=は「準優勝できてすごくうれしい。思い出に残る大会になった」と振り返り、和田昌宏監督(53)は「ピンチを乗り越え、波に乗れた。決勝まで戦えると思っていなかったのでうれしい」と話していた。

 メンバーは次の皆さん。

 監督=和田昌宏▽コーチ=上野山昌明、出羽研吉▽マネジャー=楠信吾▽主将=森川りな▽選手=西上天菜、西岡雅姫(笠田小)、堀みずほ(朝来小)、藤本怜(大東小)、岩本悠風(中央小)、水田彩矢羽(咲楽小)、川口愛海(内海小)、海野愛由利(笠田小)、山本ねね(田辺第二小)、岡田未来、井ノ川旺礼(亀川小)、道浦菜乃(朝来小)、中野芹菜(大野小)、宮田怜奈(江住小)、中屋幸納(宮原小)、仲咲樹(鮎川小)、松野いろは(大新小)、伊藤美月、西山咲良(寒川第一小)

準優勝に輝いた和歌山ハーモニーズのメンバー

準優勝に輝いた和歌山ハーモニーズのメンバー

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