地域とつながる初の大学祭 東京医療保健大

4月に開学した東京医療保健大学和歌山看護学部(和歌山県和歌山市東坂ノ上丁、八島妙子学部長)の初めての大学祭「医愛祭」が、11月3、4日に開かれる。学生たちのライブステージ模擬店、講演会などがあり、広く地域からの来場を呼び掛けている。

同学部は、県や市が進めてきたまちなかへの大学誘致の第1弾として、4月に旧雄湊小学校の敷地に開学。より良い人間関係を築き、人の和を広げる思いを込め、大学祭は「仁」をテーマに、1年生104人が地域の人々と共に楽しめるアットホームな催しとするため準備を進めている。

両日とも午前10時から午後4時まで。3日午後1時からは、県出身の同大副学長、坂本すがさんの特別講演「大学卒業後に開ける看護の道~未来の和歌山に向かって~」が体育館で行われる。3時からは県出身のバンド「Buzz cut sheep」のライブも開催。

4日は午後2時から、和歌山大学ダンスサークル「newjack」のパフォーマンス。3時からは参加者の投票で決まるミスコンテストの結果発表がある。

学生によるライブや模擬店も多彩に実施。3日午前10時から軽音部、4日11時からダンス同好会「アンフィル」が体育館に登場。模擬店は、たませんや肉まん、から揚げなどの他、市内のカフェ「CUPS」と新宮市のカフェ「CAFE榛(はしばみ)」も出店する。和歌山赤十字看護専門学校と協力し、ミニゲームが楽しめるキッズコーナーも設け、撮影スポットや雄湊小から引き継いだ歴史資料館も開放する。

講演、ライブは入場無料。整理券なし。大学祭実行委員長の坂本ゆいさん(18)は「学祭のイベントも楽しんでほしいですが、まず学生のことを知ってもらいたい。大学祭をきっかけに地域の人とふれあい、次につなげていけたら」と話している。

「大学を知ってほしい」と実行委員会メンバー

「大学を知ってほしい」と実行委員会メンバー