多彩な富士山の表情 新田さん10年ぶり写真展

 和歌山県紀の川市の新田俊光さん(77)の写真展「世界遺産富士五湖の旅」が14日まで、和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれている。約10年ぶりの個展で、新田さんは「富士山はどこから見ても美しく、その姿に感動します。さまざまな表情を楽しんで」と呼び掛けている。

 新田さんは「フォトクラブ21」のメンバーで、7年ほど前に腰を痛めてからは、車で近くまで行けることから富士山の撮影に通うようになったという。

 今展ではフィルム2点を含め33点を展示。作品は、夜明けの山中湖に連なる釣り船と、ほんのり朝日に照らされた富士山を写したもの、紅葉との競演、湖に映る逆さ富士、山頂を星の動きとともに捉えたものなど、撮影した季節も時間帯もさまざま。

 富士山が見せる表情で一番好きなのは、朝焼けの瞬間という。また「富士山は化粧の仕方(雪化粧の具合)で表情も変わり、まるで女性のよう。恥ずかしいのか、雲に隠れたりね」とにっこり。

 「少しでも皆さんと感動を共有し、癒やしを届けられればうれしいです」と話している。

 午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。

四季折々の美しい富士山の写真と

四季折々の美しい富士山の写真と

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