1000種類を販売 17、18日恒例の市高デパート

 和歌山市立和歌山高校(和歌山県和歌山市六十谷、勝本泰弘校長)で17、18の両日に開かれる市高デパートに向け、同校では当日に向けて準備が進められている。このほど同校で、生徒が商品の受け渡しや書類の記入など当日の流れを練習する販売実習が行われた。

 実践的な販売体験で正しい職業観を身に付けてもらおうと、生鮮食品から衣料品まで幅広い商品を扱う市高デパートは1977年に「市和商デパート」として開始。毎年1万人以上が来場し、地域では欠かせないイベントとなっている。

 42回目となることしは約20の企業や商店協力のもと、47店舗を出店。毎年人気のサケや野菜、花などの生鮮商品から家庭用品、菓子、市高デパートのマスコットキャラクター「いっち」のグッズまで1000種類以上の商品が並ぶ。

 現在は各クラスで当日の売り場の流れをシミュレーション。売り手と買い手に分かれて購入と販売、経理、商品管理など役割ごとに書類の記入や客の応対を進めた。

 ことしのデパート委員会の委員長を務める3年生の德田麗菜さん(18)は「多くのお客さんに喜んでもらえるデパートにするので、来てもらえるとうれしいです」、副委員長の3年生豊浦晴香さん(18)は「当日はみんなで笑顔で頑張ろうと思います」と意気込んでいる。

 市高デパートは午前9時30分開場。午後2時(18日は0時半)まで。一部商品はなくなり次第終了。

 問い合わせは同校(℡073・461・3690)。

販売の流れを学ぶ生徒

販売の流れを学ぶ生徒

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