中野さんら最優秀 わんぱく公園俳句大会
海南市わんぱく公園(大野中、有本智園長)主催の第4回市長杯俳句大会の表彰式が25日、同園で行われ、小・中学生の部8人、高校生・一般の部6人の入賞者が表彰された。
作品は、園内の豊かな自然や生活の一こまを詠んだものなどで、小・中学生の部に107首、高校生・一般の部に20首の応募があった。最優秀の市長賞には、小・中学生の部が高木紀幸君(12、和歌山和歌山市)の「森の中昆虫王者カブトムシ」、高校生・一般の部は中野富子さん(海南市)の「味を誉め絵柄を誉めて新走り」が選ばれた。
同園では毎月俳句会を開いており、放送大学和歌山学習センター俳句会代表で、南海俳句会事務局長を務める古梅敏彦さん(78)が指導している。
大会の選者も務めた古梅さんは「応募数も増えてきてうれしい。子どもたちの句には純真な目が感じられ感動した」、有本園長は「国語の教科書で学ぶだけでなく、実際に詠み、投句する経験は貴重。これからも多くの人に参加してほしい」と話した。
今回の入賞者は次の皆さん。
【小・中学生の部】海南市長賞=高木紀幸▽わんぱく公園園長賞=奥野侑希人「とびまわるぼくよりはやいあかとんぼ」▽わんぱく公園俳句会選者賞=児島隆之介「冬の地は地面の下に命あり」▽佳作=大畠果凜、落合花姫、高田悠人、阪井直央、大平佳知
【高校生・一般の部】海南市長賞=中野富子▽わんぱく公園長賞=佐々木春「わんぱくに走る息子と赤とんぼ」▽わんぱく公園俳句会選者賞=池田ゆかり「かくれんぼ夢中になつて蚊に噛まる」▽佳作=江川愉嵩、中澤真利子、岡本賀子
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