2025年「大阪万博」の招致成功 ~人類の課題解決の場に~

二階 俊博

2025年国際博覧会(万博)の開催地が大阪に決まりました。万博の日本開催は2005年の愛知万博以来20年ぶり、大阪では1970年以来55年ぶりの開催となります。
大阪開催決定にあたり、私も「自民党2025大阪万博誘致推進本部」ならびに「超党派大阪万博誘致推進本部」の本部長として、関係者の皆さまとともに、まずは喜びを分かち合いたいと思います。
今回の招致実現にあたって、政府、自民党・公明党をはじめ経済界が一体となってBIE加盟国へ積極的にPR活動を続けた賜物です。
また誘致のため、各国との友好議員連盟が中心となり在京大使館訪問をはじめ各国要人・議員や経済界の積極的な働きかけのおかげであったことは言うまでもありませんし、開催地である大阪府民・大阪市民の応援も大きな後押しとなりました。
改めて各位のご尽力に敬意と感謝を申し上げ、2025大阪万博を成功させるためにも引き続きのご支援・ご協力をお願い申し上げます。
大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。まさに世界中の英知を結集し、現在の人類が抱えるあらゆる問題に対する解決策を具体的に示すことが期待されます。私たち政治の立場からも成功に向けてしっかりと協力し、大阪で開催して良かったと世界中が認める万博にしなければならないと考えます。
また、今回の万博招致成功は私たちの故郷・和歌山にとっても大きなチャンスの到来です。万博には言うまでもなく世界中の国が参加し、来場者は数千万人となることが予想されています。会場である大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)を中心に世界各国のお客さまに関西の魅力、和歌山の魅力を発信する絶好の機会となります。そのためには、私たちは今から準備に取り掛からなければいけません。交通アクセスをはじめとするインフラ整備はもちろんのこと、外国人向けの情報発信などは和歌山県としてもこれまでも懸命に取り組んでまいりましたが、さらに加速して整備する必要があります。
防災対策も極めて重要です。世界各国の来場者や地元で生活する住民の皆さんの安心・安全を守るため、南海トラフ地震で懸念される津波や液状化対策をはじめとする国土強靭化を自由民主党は着実に進めてまいります。
大阪万博の開催が決まり、早速、課題や懸念を強調する方々もいらっしゃいますが、人類の課題や懸念を具体的な策と実行によって解決するのがまさに万博の意義であります。批評だけでは問題は解決しません。和歌山に到来したこのチャンスをみんなで活かし、次の世代に素晴らしい故郷・和歌山を残せるよう全力を尽くしてまいります。

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