春までおやすみなさい ベニー園長が冬眠
和歌山公園動物園の園長、ツキノワグマのベニー(雌、推定年齢25歳)が20日、仕事納めを迎え、冬眠に入った。
ベニーは体長約140㌢、体重約100㌔。人間の年齢に換算すると推定90歳になる。高齢と寒暖差による体調を考慮し、例年より1週間ほど早く冬眠に入った。暖かくなる3月中旬まで冬ごもりする。
当日は飼育員が3人がかりで熊園舎に寝床を準備。ベニーはゆっくりとした歩調で保温のためにわらが敷かれた寝床へと向かい、その上で体を丸めていた。
冬眠中は飼育員が様子を見ながら二日に1回程度、好物のサツマイモやバナナなどのえさを与えるという。和歌山市和歌山城整備企画課は「台風による臨時休園や記録的な猛暑で大変だったと思う。英気を養い、来年また元気な姿を見せてほしい」と、ことし一年の活躍をねぎらった。
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