こくみん民主党 ―野党再編の未来

岸本 周平

明けましておめでとうございます。
野党のバラバラな状況に終止符を打ち、右か左かという不毛な対立を超えて、社会全体を包み込む温かさを持った政治勢力の結集をはかるために、昨年5月、新党「こくみん民主党」が設立されました。
私たちは未来に対する責任と過去に対する敬意をたいせつにします。社会的な共生をめざして、地方の存在をたいせつにします。自然環境の中で生かされている人間として、地球的な共生をたいせつにします。
企業の自由な活動をさまたげる規制を改革しながら、中小零細企業を応援します。その上で、政府の所得再分配機能を重視します。個人の自己責任にすべてを押しつける立場はとりません。
一方で、政治が人の心の問題にまで踏みこむようなことはせず、自由で多様性を重んじる寛容な社会をつくります。
LGBTや外国人労働者の問題も、個人の基本的人権を尊重する観点から前向きに取りくみます。
テロの続発に加え、米中の貿易戦争や、英国のEU離脱、極右勢力の台頭など世界の政治情勢は混とんとしています。
また、新興国の金融不安から、株の暴落など大きな経済変動リスクも否定できません。
少子高齢化の進む我が国の政治のかじ取りはとても重要になってきました。
現在、私は、党の選挙対策委員長として全国を飛び回っています。来る統一地方選挙と参議院選挙に勝って、まじめで正直な政治,かたよらない政治を実現したいと思っております。
その際、野党が一つにまとまらない限り、緊張感のあるバランスの取れた政治状況はつくれません。巨大な与党があまりにも強引な国会運営をしたり、地域住民の意思を無視した政策を強行することを許しているのは、弱い野党です。目指す目標は二大政党政治ですが、今は、政権の暴走を止めるだけの力と議席を野党が取り戻すことがたいせつです。
ぜひとも、ご指導ご支援をよろしくお願い申し上げます。
今年一年が、皆さまにとりまして、輝かしい希望に満ちた年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

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