手軽に農業楽しもう 体験農園の利用者募集

農家が管理する農園で指導を受けながら、野菜の植え付けから収穫までを体験できる農業体験農園「青空ファーム」(和歌山県海南市小野田)は、3月からの入園者を募集中。農園主の堀禎宏さん(71)は「気軽に農業にふれ、野菜のおいしさを知ってほしい」と呼び掛けている。

農業体験農園は、区画貸しの農園とは異なり、農園主が栽培メニューを決めて管理し、利用者は週に1~2度、道具を持たずに来園するだけで、苗の植え付けや収穫など農作業の楽しさを味わえる。30品種以上の野菜を栽培し、農機具は現地に備えているものを使用する。

本紙エリアでは、和歌山市鳴神の宇都宮病院の敷地内に2016年、市内初の農業体験農園「鳴神ファーム」がオープンし、徐々に広がりを見せている。同園を利用している50代の女性は「畑で食べた生のトウモロコシのおいしさに感動しました。平日は勤務しているので、週末に畑で遊んでいます」と話す。

青空ファームは1区画約20平方㍍の農地が14区画あり、畑の隣に建設中の農業用倉庫では月に2回程度、栽培講習会を開く。40年以上にわたり無農薬の有機栽培を手掛けている堀さんは「作物の芽が出てから収穫まで、さまざまなアクシデントにどう対応するかが農業です」と、プロの技術も学べる体験農園の特長を話す。

費用は年額3万9000円。説明会は2月中旬に予定し、3月上旬からジャガイモなどの植え付けを行う。

問い合わせは堀さん(℡080・6720・1241、メールnoutaiken@gmail.com)。

堆肥を入れて準備中の畑で堀さん

堆肥を入れて準備中の畑で堀さん

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧