郷土の魅力表現 2日まで名所・旧跡絵画展
「第6回わかやま名所・旧跡絵画展」が2月2日まで、和歌山県和歌山市伝法橋南ノ丁の市民会館で開かれている。
市、実行委員会(和歌山文化協会、市文化スポーツ振興財団)が主催。和歌山の美術文化の振興を図り、郷土の風景を見つけ、歴史や文化に身近に親しむことを目的とし、市の名所や旧跡をテーマに作品を公募。77点の応募があった。
不老橋や和歌山城、雑賀崎、紀三井寺、養翠園、加太漁港などを描いた作品が並び、初日の27日にはオープニングセレモニーや入賞者の表彰が行われた。
「お正月の鹽竈(しおがま)さま」で最高賞の市長賞に選ばれた川端サカヱさん(76)は「ありがたい気持ちでいっぱい。お正月の塩竈神社でのみこさんの姿が心に残ったので描いた。水彩画で塗り込まないように、透明感のある絵を意識しました。これからも頑張りたいです」と喜んだ。
市長賞には鈴木明さんの「加太漁港」も選ばれ、審査員からは「加太の街並みを的確に表現しており、描写力がある」と評価された。
来場した同市の山野井通陽さん(77)は「良い作品がたくさんあり、実際にその場に行って描いてみたくなります」と話していた。
展示は午前9時半から午後5時まで。その他の受賞者は次の皆さん。
〈きのくに信用金庫賞〉後和聰男▽常深剛由▽武田十四男〈和歌山文化協会賞〉市川功▽若野順子▽松尾伊都子〈市文化スポーツ振興財団賞〉濱田静男▽辻芳治
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