厄払う「ぶりぶり大祭」 11日まで春日神社

和歌山県海南市大野中の春日神社(三上秀信宮司)で11日まで、江戸時代に始まったといわれる「節分ぶりぶり大祭」が開かれている。初日の3日は祭典やライブ、豆まきが行われ、約60人の親子連れらでにぎわった。

9日間の期間中、夜が8回あることから、大祭の開催には「厄」を「八九(やく)」に変えるという意味や願いが込められている。境内では、「八九」の文字が記され、願い事が添えられた絵馬が結び付けられており、三上宮司によると「ぶりぶり」には、厄を振り払う意味の「振り」があたると考えられている。

西川政利副総代長は「昨年の台風でご神木に雷が落ちたことは、皆を代表して厄を受けてくださったように感じる。明日の立春を迎えるにあたり気持ちを改め、何事も良い方向へ運びましょう」とあいさつした。

ライブで熱唱した歌手のSEIZYさんやアントニオ柳さんらがステージから豆やパン、ラーメンなどをまき、参拝者らは袋いっぱいに福をつかんでいた。

豆の他、パンやラーメンもまかれた

豆の他、パンやラーメンもまかれた

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