裁縫上達願い6万本供養 淡嶋神社の針祭り
和歌山県和歌山市加太の淡嶋神社(前田智子宮司)で8日、古い針を供養して裁縫上達を祈る神事「針祭り」が行われた。
裁縫の技術を人に伝えたとされる同神社の祭神・少彦名命(すくなひこなのみこと)に古い針を返し、供養する祭事。ことしも全国から集まった約6万本の縫い針やミシン針が瓶に詰められ本殿に並んだ。
着物姿の参拝者らが本殿を囲む中、前田宮司が古い針をねぎらい裁縫上達を祈願する祝詞を奏上。みこが本殿に並ぶ針を箸で取り出して境内の針塚に運び、納めた。
長年参拝している県和裁協会の山本玲子副会長(74)は「仕事道具にも関わるので『行かないといけないな』と思う大きな存在の祭り。もう少しの間元気に仕事が続けられるようにと祈りました」と話していた。
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