和北と和工が好成績 レスリング近畿大会

全国高校選抜レスリング大会近畿ブロック予選会(1月19~20日、滋賀県立栗東高校)で和歌山北高校と和歌山工業高校が活躍した。学校対抗戦(団体)で和歌山北が3位、和歌山工業が3位。個人対抗戦でも両校の選手12人が入賞。2校は3月27~29日に新潟市で行われる第62回風間杯全国高校選抜レスリング大会での活躍が期待される。

学校対抗戦は12校が出場。準決勝で和北は網野高校(京都)と、和工は興國高校(大阪)と対戦した。和北と網野は試合であたることも多く、勝利したこともあるが、今回は3対4で惜敗。「勝てるところは押さえたけど、互角な試合では勝てなかった」と主将の谷口虎徹君(2年)は話す。

和工は興國との試合は初めて。興國に選手のいない階級もあり、順調に勝利を重ねていたが、決勝が懸かる71㌔級で負けてしまった。主将の上野山晴登君(2年)は「少し怖がっていたのかもしれない」と話していた。3位決定戦では和北と和工が激突。普段から一緒に練習している相手との試合は「お互いによく分かっている相手なので、やりづらかった」と振り返った。

個人戦では71㌔級で上位を県勢が占める結果となった。71㌔級で優勝した和北の房本拓君(2年)は決勝で新翔高の中西大翔選手と対戦。同じ県内でレスリングに励む相手だが、小学生の頃から勝てたことがない相手でもあった。昨年夏のインターハイ予選でも負けたが、11月の県大会で中西選手に勝利。10月の国体以降、自分でノルマを課し意識して攻めるようにして、試合では積極的に距離を詰めていったという。

その他個人戦では51㌔級で澤田幸明君(和北1年)が2位、北林恵一君(和工2年)が6位、55㌔級で森靖仁君(和北1年)が3位、60㌔級で谷口君が2位、65㌔級で池端珠理君(和北1年)が優勝、中村緋水君(同2年)が2位、80㌔級で茂野吏玖君(和北1年)が2位、山形樹君(同2年)が5位、92㌔級で久保裕次郎君(和北1年)が5位、125㌔級で山口拓真君(和北2年)が5位、畑山尚輝君(和工1年)が6位となった。

風間杯に向け、房本君は「自分のスタイルで優勝できるように頑張りたい」、谷口君は「一人ひとりが責任を持って上位入賞を目指したい」、上野山君は「全国に行けることに満足せずに一つでも多く勝てるように頑張りたい」と話した。

個人でも活躍が光る和歌山北高校の選手

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全国大会へ意気込む和歌山工業高校の選手

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