紀伊半島一周高速道路が前進 全線事業化へ

紀伊半島一周高速道路の一部、近畿自動車道紀勢線の新宮道路と紀宝熊野道路について国が1日、2019年度新規事業化に向けた評価手続きを開始したことが分かった。認められれば、半島一周の全区間が事業化されることになる。

二階俊博自民党幹事長(衆議院和歌山3区)の事務所によると、新宮道路は新宮市あけぼの―同市三輪崎間の4・8㌔で、事業費は約300億円。紀宝熊野道路は三重県熊野市久生屋町―同県紀宝町神内間の15・6㌔で、事業費は約850億円を見込む。

新規事業化は、各県知事などへの意見照会の後、国土交通省の社会資本整備審議会道路分科会での評価公表、政府予算案の国会審議などを経て決定される。

二階氏は「地元の皆さまと喜びを共にしたい。手続き開始は大きな前進であり、一日も早い高速道路の紀伊半島一周完成に向けて、国、県挙げて頑張る」とコメントしている。

全線事業化が見込まれる近畿自動車道紀勢線

全線事業化が見込まれる近畿自動車道紀勢線

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧