優しさ持ち社会貢献を 国際厚生学院卒業式
和歌山県和歌山市北野の理学療法士養成校、和歌山国際厚生学院(寺下俊雄校長)で2日、卒業式があり、8期生35人(男29人、女6人)が新たな門出を迎えた。
同校は、県内初の理学療法士養成校として2008年に開校。4年間で専門性の高い技術を身に付け、リハビリテーションの専門職として医療現場を支えている。
本年度の卒業生は全員が地元からの進学者。卒業後は、ほとんどが県内の医療機関や介護福祉施設などへ就職するという。
式では寺下校長が卒業証書と高度専門士称号を授与。一人ひとりと固い握手を交わし、「よく頑張りましたね」「おめでとう」と祝福した。
寺下校長は祝辞で、医療人として社会に出る上で大切なのは「強さ、患者さんに寄り添う優しさ、考えること」だとし「それらを持続する志を持つことが大切。大変な医療界だが、後に『社会に貢献できた』と思えるよう、さっそうと生きてほしい」と言葉を贈った。
在校生の小林準季さんの送辞に続き、卒業生を代表して、小原早絵さん(22)が、指導者や支えてくれた家族への感謝の思いを交えながら「ここで得た知識や経験を生かし、少しでも早く医療に貢献できるよう、社会人として新たなスタートを切りたい」と力強く述べた。
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