梅の境内に合格祈願の絵馬 和歌浦天満宮
「東風(こち)吹かばにほひをこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」――。学問の神様、菅原道真が愛した梅の花が咲く頃は、受験シーズン真っただ中。道真を祭る和歌浦天満宮(和歌山県和歌山市和歌浦西、小板政男宮司)では、花が見頃を迎えた拝殿前に、合格祈願の絵馬がぎっしりと並んでいる。
境内には、しだれ梅など約30本の梅の木が植えられ、濃いピンクや白のかれんな花が参拝者の目を楽しませている。ことしは平年より気温が高い日が多く、同宮をはじめ県内各地の梅の見頃はやや早くなっている。
同宮には毎年、高校や大学などの受験を控えた学生や家族が合格祈願に続々と訪れる。11日に県立高校の入試が迫り、今週が参拝のピークとなりそう。
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