和歌山城でこも外し 春告げる啓蟄の風物詩

地中で眠っていた虫たちが地上に出てくるとされる二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」の6日、和歌山県和歌山市の和歌山公園で松の木のこも外しが行われた。

マツケムシなどの害虫をわらで作ったこもに集めるため、立冬にあたる昨年11月7日に木に巻いた。こもは後日焼却するという。

公園内にある約270本の松から市職員6人が外していった。こもを固定する縄をはさみで切り、手際よくこもを束ねた。

和歌山城整備企画課史跡整備班の内田信行班長(51)は「春の暖かい日差しを感じられる季節になり、やがて桜も咲き始めるので、来てもらいたいですね。4月からは『和歌山城公園』の名前になり、さらに親しめる公園になるのでは」と話していた。

松の木からこもを外す市職員

松の木からこもを外す市職員

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