温山荘で「刀剣乱舞」 華麗にコスプレ撮影

和歌山県海南市船尾の琴ノ浦温山荘園(田中紀生園長)で13日、日本史を題材にした人気ゲーム「刀剣乱舞」のコスプレ撮影会が開かれた。華麗な衣装に身を包んだ20~40代の約30人が参加し、爽やかな春空の下、ゲームの世界観にマッチした日本建築や庭園での撮影を楽しんだ。

「刀剣乱舞」は、本来の歴史の改編をたくらむ勢力に対抗すべく、刀剣を擬人化した「刀剣男士」を率いて戦うストーリー。衣装は戦国時代をイメージした和装や鎧などを基にデザインされ、コスプレーヤーにも高い人気を誇る。映画やアニメ、舞台、ミュージカルなどにも展開されている。

今回の撮影会は、コスプレファンへの髪飾りの制作販売や写真撮影を行っている兵庫県の主婦、もかさん(42)がツイッターなどで呼び掛け、東京や愛知などから有志が集合。もかさんは、和歌山の友人から温山荘を紹介され、イベントの舞台に選んだ。きらびやかな衣装をまとい、メイクをした参加者らは、和室の広間で宴の場面を撮影するなどして交流していた。

大阪府から訪れたるくさん(34)は「ガラスのはまった障子など豪華な建築に驚いた。気候が温暖で空も美しく、とても楽しい」と笑顔。

田中園長は「若い世代が活用してくれてありがたい。さまざまな人がここで過ごし、癒やしの場にもしてくれたら、創設者の新田長次郎も喜んでいると思う」と話していた。

全国から「刀剣乱舞」ファンが温山荘に集まった

全国から「刀剣乱舞」ファンが温山荘に集まった

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧