パリ滞在の絵画と映像 土井久幸さん紀行展
海南市大野中の画廊「ビュッフェファイヴ」(堀内俊延社長)で21日まで、企画展「土井久幸〈フランス紀行〉展」が開かれている。風景画3点とスケッチ画約30点に加え、創作活動を記録したDVDが公開され、パリの旅を疑似体験するように楽しめる。
和歌山市出身の画家・土井久幸さんは画材メーカーや画廊の協力の下、昨年8月、フランスで10日間にわたり、住居兼アトリエに滞在。油彩、水彩、クレパス画3作品を制作し、取材風景や創作過程を映像に記録した。
「サンマルタン運河」は、現地の風景をパステルで描写した作品。多くの人が行き交う場所であることを取材し、アトリエに戻り、スケッチや捉えた雰囲気を生かして構図に人物を添え、内容の充実した油彩画に仕上げた。「絵っていいものだなと多くの人に感じてもらいたい」。
同画廊を訪れていた同市の主婦(49)は「作品の空気感が映像からも感じられ、パリに行っているように楽しめました」と笑顔だった。
午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。水曜休み。問い合わせは同所(℡073・482・1994)。
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