海南下津高23年度で閉校へ 市議会に条例案

和歌山県海南市は下津町丸田の海南下津高校を2023年度で閉校する方針を決めた。13日開会の市議会に、同校に関する設置条例の廃止案を提出する。

同校は県内唯一の家庭科専門の公立校で、近畿唯一の公立女子高でもある。07年、市立海南高と市立下津女子高が統合されて海南下津高となり、現在まで同市唯一の市立高だが、開校以来定員割れが続いている。

食物科と家政科があり、各学年定員120人のところ、5月1日現在の生徒数は1年22人、2年28人、3年24人。

市教委によると、保護者や生徒にはすでに閉校の方針を説明しており、生徒募集は21年度が最後になる予定。

今回廃止が提案される「海南下津高等学校条例」は、従来の市立高校に関する条例が改称され、09年から施行されている。

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