大島紬の美を伝える 黒田街子さんキルト展
全国で活動し、和歌山県紀美野町の蒲公英(たんぽぽ)工房を主宰するキルト作家・黒田街子さんの「パッチワークキルト展in和歌山」が、県民文化会館(和歌山市小松原通)で開かれている。大島紬(つむぎ)を活用した貴重な作品の他、丹精込めた美しいキルト作品が並ぶ。17日まで。
キルトは、大作が50枚以上あり、都市部をはじめ、金沢、福岡、岡山、鹿児島などの地方都市で活動する黒田さんの門下生らの新作がずらり。
大島紬は鹿児島県奄美大島の伝統工芸品。黒田さんは和服を着る機会の少なくなった現代にもその美しさを伝えようと、会期中は活用したバッグや小物、カットクロスなどを販売する。
キルト展の入場料は500円(工房の獣害対策費に充てる)。15日は午前11時から黒田さんのギャラリートーク、16日は午後2時から同館小ホールで日本書紀レクチャーコンサートが開かれる(入場料3500円)。
展示は午前10時から午後5時(最終日は3時)まで。問い合わせは黒田さん(℡090・1078・9473)。
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