加茂仲良しが近畿切符 県スポ少軟式野球

第50回和歌山県スポーツ少年団軟式野球大会が、御坊市民球場を主会場に開かれ、海草地方代表の加茂仲良しクラブが3位と健闘、近畿交流大会の出場を決めた。同大会の出場切符をかけた3位決定戦は、同じ海草地区代表の巽ほがらか少年野球クラブとの対戦となったが、相手失策から初回に1点を先制した加茂仲良しは、着実に追加点を挙げ3点をリード、守っては吉田、山中の完封リレーで、巽に反撃を許さず快勝した。近畿交流大会は、22日から滋賀県甲良町の総合公園少年野球場で開催される。

◇1回戦

加茂仲良し 2 0 1 0 0 4 7
粉河パンサーズ 4 0 0 0 2 0 6

(6回時間切れ)

◇2回戦

加茂仲良し 1 2 1 0 1 0 2 7
串本オーシャンズ 1 1 1 2 0 0 0 5

◇準決勝

加茂仲良し 0 0 0 0 0 0 0 0
御坊 1 0 0 0 0 1 X 2

◇3位決定戦

加茂仲良し 1 0 0 1 0 0 1 3
巽ほがらか 0 0 0 0 0 0 0 0

高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントに続き、今季2大会目の県大会に臨んだ加茂仲良しは、初戦で粉河パンサーズと対戦した。 初回に1死2、3塁から橋爪一の中越え2塁打で2点を先取したが、その裏、粉河に4点を奪われ厳しい序盤となった。3点を追う加茂仲良しは6回、無死1、2塁から宮脇壮の右中間を破る2塁打、原見の左前適時打などで1気に4点を挙げ逆転に成功。その裏、力投する橋爪一が相手打線を3者凡退に抑え、この回で試合時間の1時間30分を超え、ゲームセットとなった。

串本オーシャンズとの2回戦も、5―5の同点で迎えた最終回、1死2塁から山中の右前適時打などで、2点を加え勝ち越し、4強に駒を進めた。

準決勝では、準優勝した御坊に0―2で敗れ、3位決定戦で、巽ほがらかを激突した。先攻の加茂仲良しは初回、相手投手の乱調と失策で1点をリード。4回には、1死3塁から宮脇壮の内野ゴロの間に1点を加えた。さらに7回には、藪下の左中間を抜く2塁打を足掛かりに、原見の左越え3塁打が飛び出し3―0とリードを広げた。

加茂仲良しの先発マウンドを任された吉田は、3回、4回と走者3塁のピンチにも、落ち着いた投球で、相手に得点を与えず、5回から救援した山中も無失点で切り抜け、3位を獲得した。

《加茂仲良し》会長=宮脇一晃▽監督=吉田博紀▽コーチ=山中元希、上田吉紀、前山博城▽マネジャー=山中美絵▽主将=山中悠生▽選手=原見明希、宮脇壮志、橋爪一磨、藪下真央、上田隼勢、吉田凌大、前山瑠星、岡畑光哉、岩本康希、橋爪希偉、川嶋太陽、梶本欣聖、宮脇隆成、西上英汰、橋田龍輝

※その他の試合結果
◇1回戦=雑賀3―2田中野球(打田サザンナイツ)▽美浜7―2田殿▽田辺第二7―2神倉▽巽ほがらか7―0九度山▽御坊10―1学文路▽芳養4―0山口▽串本オーシャンズ9―1箕島◇2回戦=美浜①(抽選勝ち)1雑賀▽巽ほがらか13―6田辺第二▽御坊4―2芳養◇準決勝=美浜2―1巽ほがらか◇決勝=美浜3―0御坊

3位となり近畿交流大会出場を決めた加茂仲良し

3位となり近畿交流大会出場を決めた加茂仲良し

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