あら川の桃を世界へ 中央卸売市場で初出荷
和歌山市中央卸売市場から25日、初めてインドネシアに向けて和歌山県産の桃が出荷された。市場として青果を海外に輸出するのは初めて。
日本の桃になじみがないインドネシアにアピールしようと、㈱大正丸が市の海外販路開拓支援補助金を活用して実施。桃山町のブランド桃「あら川の桃」を試験的に30ケース分出荷し、ジャカルタ市近郊の量販店で試食販売を行う。現地消費者の声を聞き、来シーズン以降に本格的な輸出拡大を目指す。
関西国際空港まで車で30分という立地を生かし、車と飛行機で輸送。空港で検疫を経て、早ければ26日の夕方には店頭に並ぶ予定。
25日には市場で桃の出発式が行われ、同市場内国際化協議会の川﨑悟会長は「まだ日本の桃がメジャーではないインドネシアに、毎年出荷できるようにしていきたい。これから市場から世界に出荷していけたら」と話した。
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