観光や工業で親交を インドネシア訪問団

大阪で開催中のG20に伴いインドネシアのスメダン県訪問団が来日し、28日、和歌山市役所に尾花正啓市長を訪ねた。

スメダン県はジャワ島の西ジャワ州の都市。中国系移民から伝えられた豆腐料理やバティックという、ろうけつ染めの布製品が有名。和歌山県とインドネシアは経済交流と産業振興、技術交流に関する共同声明を発表している。

今回はドニ・アフマッド・ムニル県長ら10人が訪問。ドニ県長は「これからは観光、工業、農業に力を入れていきたい。和歌山市とは今後共同して何かできたらと思う。そのためにも、皆さん、企業家の方も連れて一度スメダンに来てもらいたい」とあいさつ。尾花市長も「成長著しいインドネシアから来てくれてうれしい。和歌山市は400年前から栄え、今は工業が盛んで観光客も増えている。これから交流できるようになりたい」と歓迎した。

その後、互いに記念品を贈り合い、スメダン県からはバティックのシャツやサツマイモ、コーヒー豆などたくさんの特産品、和歌山市からは紀州塗の宝石箱が人数分贈られた。

尾花市長と共にスメダン県訪問団一行(前列中央右がドニ県長)

尾花市長と共にスメダン県訪問団一行(前列中央右がドニ県長)

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